Sing♪

2012mimachihiro作品展案内ハガキ
2012 万葉集をモチーフにした作品展

 

万葉集の歌の世界を描きました。
日本最古の歌集 万葉集には、いにしえの人々の美しいことば、心がつまっています。
奈良にまつわる歌を中心に、約30点お気に入りのものを私らしく描いてみました。

秋さらば 今も見るごと 妻ごひに 
    鹿鳴かむ山ぞ 高野原の上

秋になると今ご覧になっているように、妻を慕って鹿が山で鳴くんですよ、この高野原あたりは・・・
近鉄高の原駅舎前に、万葉歌碑が設置されています

我が背子と 二人見ませば いくばくか 
     この降る雪の 嬉しからまし
 

あなたと、二人で見ているのだったら、どんなに 今降っている雪が嬉しいことでしょう。光明皇后が聖武天皇に献上した歌です。

見渡せば 春日の野辺に 霞立ち 
    咲きにほへるは 桜花かも

見渡すと、春日の野辺には、霞がたなびいている、咲いて輝くばかりに照り映えているのは、桜の花なのかな

春の野に 心延べむと 思うどち 
  来し今日の日は 暮れずもあらぬか

春の野に出て気を晴らそうと、親しい者同士が出かけて来た今日の日は、暮れずにいてくれないものかな

秋の野に 咲きたる花を 指折り 
    かき数ふれば 七種の花

秋の野に咲いている花を数えてみたら7種あるよ…ちなみに秋の七草は、萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗。

籠もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくし持ち この岡に 菜摘ます児 家告らせ 名告らさね そらみつ 大和の国は 押しなべて 我こそ居れ しきなべて 我こそいませ 我こそば 告らめ 家をも 名をも

野原で菜摘みをする女の子に求婚するこの長歌は、雄略天皇による万葉集第一巻の一番最初の歌。

万葉集の歌と一緒に展示
今回も、デジタル・アクリル・水彩・色鉛筆など
2012お客様の声
  • 個人的に、とても好きな場所を素敵な画にして頂いたので。
  • 寒くて苦手な冬。キラキラ雪が光っていて、たのしい気分になります。「うた」もすごくイイですね。
  • 歌も好きだし、雪の雰囲気も好きだし、色合いも好き♡
  • 奈良にも時々雪が降りますが、絵として見ることがとても新鮮でして。やさしい白い世界がステキです。
  • 幻想的で遠い昔を忍ばせてくれる…そんな雰囲気が好きです。
  • よく歩いている平城京で動物がたくさんいて楽しい雰囲気なので。
  • ほのぼのとして心温まる作品です。青春時代を思い出します。

前回を踏まえ、今回はシンプルに伝わるよう心掛けて描きました。万葉集の歌と一緒に、ゆっくりと作品をご覧いただけたように感じられました。また、町家の雰囲気を活かして飾り付けては?とアイデアも頂き、色づいた葉っぱがついている枝を飾ったり、カラスウリの弦をはしごに巻き付けたり… 万葉の時代目指して?どこか懐かしい空間づくりを意識できたことも嬉しいポイントでした。先生方、アドバイスありがとうございました!

鹿のありがとうございました

ならまちのカフェ カナカナさんのこと→

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