オオカミのきのこ
絵本公募展に参加した作品です。きのこが大好きなオオカミのおはなし。
自然豊かな東吉野村が舞台。
オオカミとタヌキとサルは仲良し3匹組。でも、オオカミは、タヌキとサルを食べちゃったりしないの?・・・それは、大丈夫!
なぜなら、オオカミはキノコが好きで、いろんな料理も作ってしまうから。
そんなオオカミのひらめいた遊びは、大好きなキノコに変身すること。
変身上手なタヌキにいろんなキノコになってもらいます。ちなみに、きのこのつくえは、居眠りしちゃってもやわらかくて気持ちいいというもの。
ついには、自らキノコになってみたいといい、変身したものの・・・
沢山のキノコでオオカミがどこにいるのか分からなくなってしまいます。
果たして、オオカミは見つかるのでしょうか?
水彩絵の具と色鉛筆、画像編集ソフトで制作しました。全31ページ。アナログの温かさとデジタル表現をミックスする面白さに気づいた作品です。マーメイド紙に印刷したので、特徴である表面の凸凹面の質感のおかげで、絵の雰囲気がよりやさしいものに。公募展終了後、奈良県内のいくつかの図書館で展示も行われ、こどもたちが実際に手にとって読んでくれている姿を見てとても感動した思い出の作品です。(2015年)