Festivai！
正倉院宝物をモチーフにして約30点制作。
毎年秋に開催されている正倉院展は奈良の秋の風物詩で遠方から訪れる方も多く大人気の展示です。遥か遠い西方の国からシルクロードを経て日本にたどり着いた貴重な品々が沢山並びます。美しい色や形はとても魅力的で、見るたびに感動！そこから広がる世界を描いてみました。
衲御礼履
聖武天皇が大仏開眼会の儀式の際にお召しになったものと伝えられている靴。正倉院展でもよく出品される宝物の１つで赤いスエードの華麗なデザイン。くつ＝歩く・進む＝未来・明るいイメージの絵に。
紫檀木画槽琵椿
異国情緒漂うペルシャ起源の琵琶。木画とは
木工品の装飾技法のこと。美しく表現されている
世界観が素敵で、音色まで想像してしまいます。
その裏側のデザインでカラフルに遊んでみました。
金銅水瓶
先端を鳥頭にかたどった長い注ぎ口が特徴の水差しをモチーフに。一度見たら忘れられない約1300年前のイケてるデザイン。
様々なものが海を渡り伝わってくるイメージで。
瑠璃杯
ガラス製の瑠璃色のコップ。もしも、日本に届く前に海に沈んでしまったら…海の中でも青く輝いていそうだなぁと想像しながら描きました。正倉院宝物は奇跡がくれたものでもあると思います。
烏犀把漆鞘樺纒黄金珠玉荘刀子
小さい刀と思いきや、紙や木簡を切ったり、文字をすり消すための文房具！鞘には碧色のガラス玉と橙色の水晶が飾られています。その輝く宝石は
宇宙級の美しさ！～から宇宙船に変身しました。
碧地金銀絵箱
オウム等がデザインされたお洒落な箱の蓋絵から。正倉院宝物には、沢山の鳥が描かれています。とてもチャーミングなので、お気に入り鳥デザインを好きな色に着彩して遊んでみました。
- 特に鳥の絵にひかれました。デザインと共に色合いが素敵だと思いました。
- 正倉院にこんなに夢がいっぱいあるなんて！！すっごく楽しい絵ですね…又、又、がんばって描いてください。これからも楽しみにしています。
- 歴史を思うと「もしも…」って考えたりしますよネ。もしも…だったら ボクもちがう今の自分になっているかも…とか。おもしろいアイデアでした。
- もしも きちんと日本に届かなったら…海の中で人魚に出会っていたんですね(笑)宝物たちの見方が変わります☺ いつも夢のような世界に連れてって頂きありがとうございます！
- かわいくて夢のあるメルヘンチックな絵が良かったです。「空中ブランコ」や「るり色の窓から」などが好きかナ。でも、どれもステキでしたョ。これからも いろんな絵を描いて頑張って下さいネ。家族みんなで応援しています。
毎年、正倉院展を楽しみにしているので、正倉院宝物はとても魅力的な存在。モチーフにして、自分の妄想世界を好きなように描いてみましたが… パッと見て伝わる絵 って大事だなと学んだ機会でもありました。（今回はお客様に正倉院展宝物についての説明から力説してしまうという…） そんな中、おもしろいねというご感想に救われ、チカラを頂いたのでありました。ありがとうございました！
